覚え帳 › ギリシア・ローマの神々

原初の神々とティターン

ゼウスより前の神々。ヘシオドス『神統記』が基本の筋書き。

はじまりの流れ

  1. カオス(空隙・混沌)が生じ、続いてガイア(大地)、タルタロス(地の底)、エロス(愛)が現れる。
  2. ガイアはウラノス(天)を産み、夫とする。ティターン12柱、キュクロプス、ヘカトンケイルが生まれる。
  3. ウラノスは子を嫌って大地の奥に閉じ込める。ガイアに鎌を渡された末子クロノスが、父を傷つけて王座を奪う。
  4. クロノスは「子に倒される」と予言され、妻レアが産む子を次々に飲み込む。
  5. レアは末子ゼウスをクレタ島に隠し、代わりに産着でくるんだ石を飲ませる。
  6. 成長したゼウスは父に兄姉を吐き出させ、ティターンと10年戦う(ティタノマキア)。キュクロプスとヘカトンケイルを味方にして勝つ。
  7. 負けたティターンの多くはタルタロスへ。その後、巨人族との戦い(ギガントマキア)、怪物テュポンとの戦いにも勝ち、ゼウスの支配が固まる。

原初の神々

ティターン神族

名前司るもの・家族英語・英米文化では
クロノス(Cronus)ティターンの王。妻レア。ゼウスたちの父ローマのサトゥルヌス(Saturn)と同一視
レア(Rhea)クロノスの妻。神々の母土星の衛星レア
オケアノス(Oceanus)世界を取り巻く大河ocean
テテュス(Tethys)オケアノスの妻。川の神々の母土星の衛星テティス
ヒュペリオン(Hyperion)光。太陽・月・曙の父キーツの詩『ハイペリオン』
テイア(Theia)ヒュペリオンの妻月をつくった衝突の仮説上の天体の名
コイオス(Coeus)知性。レトの父
ポイベ(Phoebe)コイオスの妻。レトの母土星の衛星フェーベ
イアペトス(Iapetus)プロメテウス、アトラスの父土星の衛星イアペトゥス
ムネモシュネ(Mnemosyne)記憶。ゼウスとの間にムーサ9柱mnemonic(覚え方の工夫)
テミス(Themis)掟・正義。ゼウスの2番目の妻天秤を持つ「正義の女神」像の源の一つ

土星の主な衛星には、ティターンの名がまとめてつけられている(土星=クロノスに重ねられたサトゥルヌスのため)。

ティターンの子どもたち

プロメテウス(Prometheus)

エピメテウスとパンドラ

アトラス(Atlas)

レト(Leto)

そのほかの原初の存在


ギリシア・ローマの神々 / 次:オリュンポス12神

更新 2026-10-25