覚え帳
ギリシア・ローマの神々
英米の本や言葉に出てくる神々の書きとめ。
まず3つ
- ギリシアの神々は3世代。原初の神 → ティターン神族 → オリュンポスの神々。子が親を倒して入れ替わる。
- ローマはギリシアの神々を自分たちの神に重ねて取り込んだ。名前が違うだけの神と、ローマ独自の神がいる。
- 英語の惑星名・月の名・形容詞はローマ名から来たものが多い(Jupiter → jovial など)。
ページ
- 原初の神々とティターン … 天地のはじまりと、ゼウスが王になるまで
- オリュンポス12神 … 1柱ずつ、家族・象徴・神話・英米文化での現れ
- そのほかの神々 … 冥界、ムーサ、運命の女神、医術の神など
- ローマの神々 … ギリシアと対応する神、ローマ独自の神、外から来た神、建国神話
- 英語と英米文化に残るもの … 単語、曜日と月、惑星、文学、アメリカの象徴
- 英雄の物語 … ヘラクレス、ペルセウス、テセウス、イアソン、トロイア戦争、オデュッセウスの旅
系譜(主な神だけ)
- カオス(混沌)… 最初に生じたもの
- ガイア(大地)= ウラノス(天)
- キュクロプス(一つ目の巨人)、ヘカトンケイル(百の手の巨人)
- ティターン神族 12柱 … オケアノス、ヒュペリオン、ムネモシュネ、テミスなど
- ヒュペリオン = テイア → ヘリオス(太陽)、セレネ(月)、エオス(曙)
- イアペトス → プロメテウス、エピメテウス、アトラス
- コイオス = ポイベ → レト(アポロンとアルテミスの母)
- クロノス = レア … クロノスは父ウラノスを倒して王に
- ヘスティア
- デメテル
- ヘラ
- ハデス
- ポセイドン
- ゼウス … 父クロノスとティターンを倒して王に
- アフロディテ … ウラノスの体から海の泡を経て生まれる(ヘシオドスの説。ホメロスではゼウスとディオネの子)
ゼウスの妻と子どもたち
- メティス(知恵)… アテナ(ゼウスの頭から生まれる)
- テミス(掟)… ホーラ(季節)、モイラ(運命)
- ムネモシュネ(記憶)… ムーサ 9柱
- レト … アポロン、アルテミス(双子)
- ヘラ(正妻)… アレス、ヘベ、エイレイテュイア(ヘパイストスはヘラが単独で産んだとする説も)
- デメテル … ペルセポネ
- マイア(アトラスの娘)… ヘルメス
- セメレ(人間)… ディオニュソス
- 人間の女性との子 … ヘラクレス(アルクメネ)、ペルセウス(ダナエ)など英雄たち
相関
- 世代交代 … ウラノス → クロノス → ゼウス。父が子を恐れ、子が父を倒す、の繰り返し
- 三兄弟の分担 … ゼウス=天、ポセイドン=海、ハデス=冥界(くじで決めたとされる)
- ゼウスとヘラ … 夫婦。ゼウスの浮気とヘラの嫉妬が多くの物語の出発点
- アフロディテの三角関係 … 夫はヘパイストス、恋人はアレス
- ハデスとペルセポネ … ハデスがさらい、母デメテルの嘆きで大地が実らなくなる。季節の由来
- アテナとアレス … 同じ戦いの神でも、知略と暴力の対
- アテナとポセイドン … アテネの守護神の座を争い、オリーブを贈ったアテナが勝つ
- アポロンとアルテミス … 双子。弓の名手どうし。太陽と月に重ねられる
- アポロンとディオニュソス … 理性と陶酔の対。ニーチェの「アポロン的/ディオニュソス的」
- ヘルメスとアポロン … 生まれた日にアポロンの牛を盗み、竪琴を贈って和解
- トロイア戦争 … 「最も美しい女神へ」の黄金のリンゴをめぐる争い。アフロディテ・アポロン・アレスはトロイア側、ヘラ・アテナ・ポセイドンはギリシア側
出典
- ヘシオドス『神統記』(系譜)
- ホメロス『イーリアス』『オデュッセイア』、『ホメロス風讃歌』
- アポロドロス『ギリシア神話(ビブリオテーケー)』
- ウェルギリウス『アエネーイス』、オウィディウス『変身物語』『祭暦』(ローマ側)
神話は異説が多いので、代表的な説を書いています。
更新 2026-10-25