覚え帳 › ギリシア・ローマの神々 › 付録
全12章の本文に出てくる年代を、古い順に一つの表にしました(120件)。「伝承」は、物語の中で語られる年で、史実として確かめられたものではありません。
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 前1600年頃 | ギリシア | 史実 | ギリシア本土のミュケナイなどに王の宮殿や城塞が築かれはじめる | 第1章・第5章 |
| 前1200年頃 | ギリシア | 史実 | ミケーネ文明の宮殿が次々に破壊・放棄され、線文字Bも使われなくなる | 第1章 |
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 前776年 | ギリシア | 伝承 | オリンピアでゼウスに捧げる競技祭が始まったとされる | 第1章・第3章 |
| 前753年 | ローマ | 伝承 | ロムルスがローマを建てたとされる | 第7章・第10章 |
| 前8世紀頃 | ギリシア | 史実 | フェニキア人の文字を借り、母音の字を加えてアルファベットを作る | 第1章 |
| 前8世紀から前6世紀 | ギリシア | 史実 | ギリシア人が南イタリアやシチリア、黒海沿岸などに植民市を建てる | 第1章・第7章 |
| 前8世紀頃 | ギリシア | 史実 | 昔の墓に新たに供え物をする跡が現れ、英雄を敬う習わしが始まる | 第5章 |
| 前8世紀頃 | ローマ | 史実 | パラティヌスの丘に鉄器時代の小屋が建ち、人々が暮らす | 第10章 |
| 前8世紀後半から前7世紀頃 | ギリシア | 史実 | ホメロスの『イーリアス』『オデュッセイア』がいまの形に近づく | 第1章 |
| 前700年頃 | ギリシア | 史実 | 『神統記』の詩人ヘシオドスが活動したとされる | 第1章・第2章 |
| 前7世紀から前5世紀 | ギリシア | 史実 | 竪琴に合わせて歌う抒情詩の詩人が多く出る | 第1章 |
| 前6世紀 | ギリシア | 史実 | 哲学者クセノパネスが、ホメロスとヘシオドスの描く神々を批判する | 第1章 |
| 前6世紀後半 | ギリシア | 史実 | アテネの広場(アゴラ)に「十二神の祭壇」が設けられる | 第3章 |
| 前509年 | ローマ | 伝承 | 王が追放され、ローマの共和政が始まったとされる | 第7章 |
| 前6世紀の終わり | ギリシア | 史実 | クレイステネスがアテネ市民を十部族に分け、部族名に英雄の名を選ぶ | 第5章 |
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 前5世紀の初め | ローマ | 伝承 | フォルムにカストルとポルックスの神殿が建てられたとされる | 第8章 |
| 前5世紀の初め | ローマ | 伝承 | 大競技場の近くにメルクリウスの神殿が建てられたとされる | 第8章 |
| 前490年 | ギリシア | 史実 | マラトンの戦い。のちにアテネ人がアクロポリスの下にパンの祠を設ける | 第4章 |
| 前5世紀前半 | ギリシア | 史実 | 将軍キモンが「テセウスの骨」とされるものをアテネに持ち帰り祀る | 第5章 |
| 前458年 | ギリシア | 史実 | アイスキュロスの三部作『オレステイア』が上演される | 第6章 |
| 前5世紀 | ギリシア | 史実 | アテネで悲劇が花開く(アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデス) | 第1章・第6章 |
| 前5世紀 | ギリシア | 史実 | 歴史家ヘロドトスが『歴史』を書く | 第1章 |
| 前5世紀 | ギリシア | 史実 | ピンダロスが競技祭の勝者を讃える詩を作る | 第1章 |
| 前5世紀 | ギリシア | 史実 | アテネのアクロポリスにパルテノン神殿が建てられる | 第3章 |
| 前5世紀半ば | ギリシア | 史実 | 12の功業の浮き彫りを飾ったオリンピアのゼウス神殿が完成する | 第5章 |
| 前431年 | ギリシア | 史実 | エウリピデスの『メデイア』が上演される | 第5章・第6章 |
| 前5世紀の後半 | ローマ | 史実 | 疫病の終わりを願い、ローマで初めてのアポロの神殿が誓われる | 第8章 |
| 前415年 | ギリシア | 史実 | アテネで戸口や辻のヘルメスの石柱が一夜で大量に壊される | 第3章 |
| 前5世紀から前4世紀 | ギリシア | 史実 | コス島の医師ヒポクラテスの名で伝わる医学の書物がまとめられる | 第4章 |
| 前4世紀の初め | ローマ | 史実 | ガリア人がローマを攻め、町を荒らす | 第7章・第8章 |
| 前296年 | ローマ | 史実 | 戦争の女神ベッローナの神殿が誓願される | 第9章 |
| 前296年 | ローマ | 史実 | 雌狼が双子に乳を与える像がローマに置かれる | 第10章 |
| 前293年 | ローマ | 史実 | 疫病に苦しむローマが医術の神アスクレピオスを招き、神殿を建てる | 第4章・第8章 |
| 前3世紀の前半 | ローマ | 史実 | ローマがイタリア半島の大部分を支配下に置く | 第7章 |
| 前264〜前241年 | ローマ | 史実 | 第1次ポエニ戦争。ローマがシチリア島を手に入れる | 第7章 |
| 前3世紀 | ギリシア | 史実 | アポロニオスが叙事詩『アルゴナウティカ』を書く | 第5章 |
| 前3世紀 | ローマ | 史実 | アウェンティヌスの丘に自由の女神リベルタスの神殿が建てられる | 第9章 |
| 前240年 | ローマ | 史実 | リウィウス・アンドロニクスがラテン語の劇をローマで初めて上演する | 第8章 |
| 前218〜前201年 | ローマ | 史実 | 第2次ポエニ戦争。ハンニバルがアルプスを越えるが、ローマが勝ち抜く | 第7章 |
| 前217年 | ローマ | 史実 | 12柱の神々の像を男女6組に並べ、ごちそうを供える儀式が行われる | 第8章 |
| 前211年 | ローマ | 史実 | シュラクサイが落ち、ギリシアの彫刻などがローマへ運ばれはじめる | 第8章 |
| 前3世紀の末 | ローマ | 史実 | 最初のローマ人の歴史家ファビウス・ピクトルがギリシア語で歴史を書く | 第10章 |
| 前204年 | ローマ | 史実 | シビュラの書に従い、小アジアの大地母神キュベレを迎える | 第7章 |
| 前186年 | ローマ | 史実 | 元老院がバッコスの祭りバッカナリアをイタリア全土で取り締まる | 第8章 |
| 前173年 | ローマ | 史実 | 花の女神フローラの祭りの見世物が毎年の行事になったとされる | 第9章 |
| 前149〜前146年 | ローマ | 史実 | 第3次ポエニ戦争。カルタゴの町が滅ぼされる | 第7章 |
| 前146年 | ギリシア | 史実 | ギリシアの都市コリントスが破壊される | 第7章 |
| 前70年 | ローマ | 史実 | 詩人ウェルギリウスが北イタリアのマントウァの近くで生まれる | 第10章 |
| 前1世紀 | ローマ | 史実 | 富の偏りと有力者どうしの争いから、ローマで内乱が続く | 第7章 |
| 前1世紀半ば | ローマ | 史実 | カエサルが暦を改め、ユリウス暦を定める | 第7章 |
| 前44年 | ローマ | 史実 | ユリウス・カエサルが暗殺される | 第7章 |
| 前43年 | ローマ | 史実 | 詩人オウィディウスが生まれる | 第10章 |
| 前27年 | ローマ | 史実 | オクタウィアヌスがアウグストゥスの称号を受け、帝政が始まる | 第7章 |
| 前19年 | ローマ | 史実 | 晩年の10年ほどを『アエネーイス』に注いだウェルギリウスが没する | 第10章 |
| 前9年 | ローマ | 史実 | 平和の祭壇アラ・パキスが奉献される | 第9章 |
| 前1世紀末から後1世紀初め | ローマ | 史実 | ウェルギリウス『アエネーイス』、オウィディウス『変身物語』が書かれる | 第8章 |
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 後8年 | ローマ | 史実 | オウィディウスがアウグストゥスの命令で黒海の岸の町トミスへ追放される | 第10章 |
| 1世紀 | ローマ | 史実 | 詩人スタティウスが『アキレイス』でアキレウスのかかとの話を書く | 第6章 |
| 1世紀 | ローマ | 史実 | 帝国の東の端ユダヤの地からキリスト教が広まり始める | 第7章 |
| 2世紀 | ギリシア | 史実 | プトレマイオスが48の星座をまとめ、今の88星座のもとになる | 第12章 |
| 3世紀 | ローマ | 史実 | 神々への捧げ物を命じる勅令が出され、従わないキリスト教徒が罰せられる | 第7章 |
| 4世紀の初め | ローマ | 史実 | 皇帝ディオクレティアヌスのもとでキリスト教徒の大規模な迫害が行われる | 第7章 |
| 313年 | ローマ | 史実 | コンスタンティヌスらがミラノで合意し、キリスト教を公認する | 第7章・第11章 |
| 4世紀末 | ローマ | 史実 | テオドシウス帝がキリスト教を国教とし、古い神々への捧げ物を禁じる | 第7章・第11章 |
| 5世紀初め | ローマ | 史実 | アウグスティヌスが『神の国』でローマの神々を批判する | 第11章 |
| 5世紀末から6世紀 | ローマ | 史実 | フルゲンティウスが神話を道徳の寓意として解き明かす本を書く | 第11章 |
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 9世紀前後 | 中世以降の欧州 | 史実 | カロリング朝の時代に古典の写本づくりが盛んになる | 第11章 |
| 12〜13世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | オウィディウスが大いに読まれ、宮廷の恋愛文学に影響を与える | 第11章 |
| 14世紀初め | 中世以降の欧州 | 史実 | ダンテが『神曲』で地獄と煉獄の案内役にウェルギリウスを選ぶ | 第11章 |
| 14世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | フランスで『教訓付きオウィディウス』が作られる | 第11章 |
| 14世紀から16世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | イタリアを中心にルネサンスが起こる | 第11章 |
| 14世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | ボッカッチョが『異教の神々の系譜』を書く | 第11章 |
| 14世紀後半 | 英米 | 史実 | チョーサーが『トロイルスとクリセイデ』などで神話を英語の文学に取り込む | 第11章 |
| 1397年 | 中世以降の欧州 | 史実 | ビザンツの学者クリュソロラスがフィレンツェでギリシア語を教え始める | 第11章 |
| 1453年 | 中世以降の欧州 | 史実 | コンスタンティノープルが陥落し、その前後に学者や写本が西へ移る | 第11章 |
| 15世紀後半 | 中世以降の欧州 | 史実 | 印刷術が広まり、アルドゥス・マヌティウスらがギリシア語の古典を印刷する | 第11章 |
| 1480年代 | 中世以降の欧州 | 史実 | ボッティチェリがフィレンツェで『ヴィーナスの誕生』を描く | 第11章 |
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 16世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | エラスムスがパンドラの壺を「小箱」と書き、「箱」の言い方が広まる | 第2章・第12章 |
| 16世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | ヴェネツィアのティツィアーノがオウィディウスの物語の連作を描く | 第11章 |
| 16世紀 | 英米 | 史実 | 英国のグラマースクールでラテン語とオウィディウスが徹底的に教えられる | 第11章 |
| 1567年 | 英米 | 史実 | ゴールディングによるオウィディウス『変身物語』の英訳が出る | 第10章・第11章 |
| 16世紀後半 | 中世以降の欧州 | 史実 | ナターレ・コンティの『神話学』など神話の手引き書が出る | 第11章 |
| 1593年 | 英米 | 史実 | シェイクスピアが物語詩『ヴィーナスとアドーニス』を書く | 第11章 |
| 1610年 | 中世以降の欧州 | 史実 | ガリレオが木星の4つの大きな衛星を見つける | 第12章 |
| 1667年 | 英米 | 史実 | ミルトンが叙事詩『失楽園』を出し、冒頭でムーサに呼びかける | 第4章・第11章 |
| 17世紀末 | 中世以降の欧州 | 史実 | フランスの作家フェヌロンがテレマコスとメントルの物語を書く | 第6章 |
| 18世紀初め | 英米 | 史実 | 詩人ポープがホメロス『イーリアス』を英語の韻文に訳す | 第11章 |
| 1781年 | 英米 | 史実 | ハーシェルが新しい惑星を見つけ、のちに天空の神の名 Uranus が定着する | 第12章 |
| 18世紀末 | 英米 | 史実 | アメリカ合衆国が王を持たない共和国として独立する | 第12章 |
| 年代 | 地域 | 種類 | 出来事 | 出てくる章 |
|---|---|---|---|---|
| 1801年 | 中世以降の欧州 | 史実 | 穀物の女神の名を持つ準惑星ケレスが見つかる | 第12章 |
| 1816年 | 英米 | 史実 | パルテノン神殿の彫刻群(エルギン・マーブル)が大英博物館に収められる | 第11章 |
| 1816年 | 英米 | 史実 | バイロンが詩「プロメテウス」を書く | 第11章 |
| 1818年 | 英米 | 史実 | メアリー・シェリーが『フランケンシュタイン』を出版する | 第11章 |
| 1819年 | 英米 | 史実 | キーツが「ギリシアの壺に寄せるオード」などを書く | 第11章 |
| 1820年 | 英米 | 史実 | P. B. シェリーが詩劇『解き放たれたプロメテウス』を出す | 第11章 |
| 1824年 | 英米 | 史実 | バイロンがギリシアの独立戦争に加わる中で病没する | 第11章 |
| 1842年 | 英米 | 史実 | テニスンが詩「ユリシーズ」を詩集で発表する | 第11章 |
| 1846年 | 中世以降の欧州 | 史実 | 新しい惑星が見つかり、海の神ネプトゥヌスの名が付く | 第12章 |
| 19世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | ニーチェが『悲劇の誕生』で「アポロン的」「ディオニュソス的」を対置する | 第3章 |
| 1855年 | 英米 | 史実 | トマス・ブルフィンチが『ギリシア・ローマ神話』を出す | 第11章 |
| 1870年代 | 中世以降の欧州 | 史実 | シュリーマンがヒサルルクの丘(トロイアの遺跡)を大規模に掘る | 第6章 |
| 1886年 | 英米 | 史実 | リベルタスの姿をとったニューヨークの自由の女神像が除幕される | 第12章 |
| 20世紀のはじめ | 英米 | 史実 | 英国のアーサー・エヴァンズがクノッソスの宮殿跡を発掘する | 第5章 |
| 20世紀初め | 英米 | 史実 | 米国陸軍の医療部門がヘルメスの杖(カドゥケウス)を記章に採用する | 第12章 |
| 1922年 | 中世以降の欧州 | 史実 | ジョイスが『オデュッセイア』の構成に重ねた小説『ユリシーズ』を出す | 第11章 |
| 1922年 | 英米 | 史実 | T. S. エリオットの詩『荒地』が出る | 第11章 |
| 1930年 | 英米 | 史実 | 新しい天体が見つかり、英国の11歳の少女の提案で Pluto と名づけられる | 第12章 |
| 1942年 | 英米 | 史実 | イーディス・ハミルトンの『ギリシア・ローマ神話』が出版される | 第11章 |
| 20世紀 | 英米 | 史実 | ミルマン・パリーが口承の叙事詩と比べ、ホメロスの口承説を打ち出す | 第1章 |
| 20世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | ヒッタイト王国の都の跡から、フルリ人由来の神話を記した粘土板が見つかる | 第2章 |
| 20世紀 | 中世以降の欧州 | 史実 | フロイトが神話から「エディプス・コンプレックス」などの用語を作る | 第11章 |
| 1952年 | 英米 | 史実 | 英国のヴェントリスらが線文字Bを解読し、古いギリシア語だと分かる | 第1章 |
| 1963年 | 英米 | 史実 | 映画『アルゴ探検隊の大冒険』が公開される | 第11章 |
| 20世紀後半 | 中世以降の欧州 | 史実 | トロイアの城壁の外にも町が広がっていたとする見方が発掘で示される | 第6章 |
| 1981年 | 英米 | 史実 | 映画『タイタンの戦い』が公開される | 第11章 |
| 1997年 | 英米 | 史実 | ディズニー映画『ヘラクレス』が公開される | 第11章 |
| 2005年 | 英米 | 史実 | リック・リオーダンの「パーシー・ジャクソン」シリーズが始まる | 第11章 |
| 2005年 | 英米 | 史実 | 争いの女神の名を持つ準惑星エリスが見つかり、惑星とは何かの論争を呼ぶ | 第12章 |
| 2006年 | 中世以降の欧州 | 史実 | 冥王星が準惑星に分類し直される | 第12章 |
| 21世紀 | 英米 | 史実 | NASA の月探査計画がアポロンの双子の姉妹にちなみアルテミス計画と名づけられる | 第11章・第12章 |
更新 2026-10-25